・ 掲載開始日 2008年1月15日
・ 最終更新日 2008年1月17日
96年にリリースされた名作シューティングゲーム「レイストーム」に登場する機体「R-GRAY1」の3DCGです。
Ray'z PREMIUM BOXのDVDに収録されているCGムービーに刺激を受けて作りたくなりました。
簡易モデル作成
詳細モデル作成
レンダリング
参考書籍
○ 簡易モデル作成
レイストームの公式ガイドブックにはおまけの
ペーパークラフトが付いています。
これを利用して、まずは簡易モデルを作成する
ことにしました。
これによって機体の形状を大まかに把握する
とともに、初めての3Dモデリングに馴染める
ようにします。
ペーパークラフトを作りました。
モデリングの参考にします。
使用するモデリングソフトはメタセコイアの有料版です。

ペーパクラフトの原紙をスキャンして下絵に設定し、
描かれているパーツの形状に頂点を揃えていきます。
UV編集画面です。
ペーパークラフトの原紙はテクスチャとしても
使用します。
同様にして全てのパーツを作って完成です。
○ 詳細モデル作成
メインとなる詳細モデルの作成を行います。

まずは資料を集めます。
先ほどの公式ガイドブックの他、Ray'z PREMIUM
BOXのDVDに収録されているCGムービー内の
画像をAviUtlで切り出したものを用意しました。

資料によって形状やモールドの異なる部位が
ありますが、モデルの詳細さやモールド密度が
適度で資料も豊富な、CGムービー内のトゥーン
モデルを主な参考とします。
どうしても資料から割り出せない部位は想像して
作ります。
集めた資料を見ながら形を作っていきます。
その際、先に作った簡易モデルをガイドにして
形状の参考にしたり、パーツ間での大きさを
だいたい揃えておきます。
モデリングが済んだらテクスチャのためのUV編集を
行います。
主に標準機能の自動展開やプラグインのUVPower
Unwrap(Relax)を使いました。
UV展開図を出力してPhotoshopで読み込み、
テクスチャを描きます。
テクスチャを反映させて完成です。
○ レンダリング
Redqueenで模型風にレンダリング。
メタセコイアによるトゥーンレンダリング。
○ 参考書籍
「メタセコイアからはじめよう!」
原田大輔 著
技術評論社

とても丁寧で分かり易く書かれています。
モデリングからレンダリングに渡って解説されていて達成感も大きいです。
また、巻末に付録としてメタセコイアの各種機能やショートカット、レンダリングの
細かい設定方法がまとめてあって、リファレンスとしても大いに役立つ本です。
「Metasequoiaではじめる3D-CGモデリング」
鴨杜健児 著
工学社

こちらはUV編集の説明を参考にさせてもらいました。
UV編集の基本はこの本でバッチリだと思います。
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