・ 掲載開始日 2014年09月08日
・ 最終更新日 2014年10月09日
 これまで55型のLZ9600を愛用してきましたが、さらなる大画面を求め、
直下型LEDバックライトによるエリア駆動が可能なソニーの85型の4KディスプレイKD-85X9500Bを購入しました。
設置
外観
PC接続
色間引き問題
マウスカーソル問題
フレーム遅延
エリア駆動性能
画質設定
消費電力
ゲーム
映画
ディスプレイ遍歴
まとめ
 KD-85X9500Bを置く台は、それが置ける面積と耐荷重があって、置いたときに画面の中心が目の高さになり、
かつ脚を伸ばしても当たらないような形のものが欲しかったのですが、完成品では見つからなかったので、オーダーメイドで作ってもらいました。
 イメージに近いCG例が紹介されていたかえでやさんで作っていただきました。
 (上の写真のテープは位置合せのためのものです)
 KD-85X9500Bが到着しました。
 デカい!
 箱には梱包重量105kgの文字が・・・(汗)
 搬入先は2階。事前の搬入経路確認で、梱包状態のままではエレベーター、階段のいずれからの搬入も難しく、
クレーンを使ってベランダからの搬入になりそうでしたが、箱から出せば階段でギリギリいけそう、ということに。
 
 箱から出しても70kgもある上、狭くて本当にギリギリのところを見事に運んで下さりました。
 ありがとうございました!
 画面とベゼルに段差がありません。
 ソニーが得意とするデザインです。
 表面はグレア加工で映り込みが強いので、環境光には注意が必要です。
 上辺と下辺はヘアライン加工された金属になっています。
 上辺は画面を点けているときに熱くなるので、ヒートシンクの役目も果たしているようです。
 GPUはGTX780
 ドライバは、今までのバージョン335.43では4Kで60Hzにできないので、西川善司さんの記事で紹介されていたバージョン340.43をインストールします。
 これで4Kで60Hzが選択できるようになりました。
 ただし、上述の記事にもあるように、色差信号が間引かれた4:2:0フォーマットになります。
 この点についての考察は後述します。
 Webページを表示させたところ。
 4Kの圧倒的高解像度により、Google検索結果は1ページ丸々、Yahoo!トップもほぼ丸っぽ入ります。
 目の視力や疲れにくさには自信がありますが、画面端のほうの文字を読むのはさすがにしんどいです(汗)
 Google画像検索もこの通り。
 Googleマップも広々。
 プログラムのソースコード。
 縦方向の長さが非常にありがたい。
 スコープはできるだけ短くなるように努めてはいますが、複雑な処理ではどうしても長くなって1画面では収まり切らず読みにくくなることがあったのですが、
 この解像度であれば問題になることはほとんどなさそうです。
 衝撃だったのが、このリンゴの画像
 手を伸ばせば掴めそうに錯覚するほどの実在感があります。
 超高解像度では3Dにしなくても立体に感じる、というのは聞いたことがありましたが、あの飛び出る3Dとは違うものの、こういうことを言うのかな、と。
 先述の通り、現行GPUでは4K/60p時、色信号が4:2:0に間引かれたものしか出力できません。
 詳細は西川善司さんの記事が詳しいです。
 また、KD-85X9500B側も仕様上、4K/60p時は4:2:0にしか対応しておらず、将来的に4:4:4に対応するかどうかの問い合わせに対しても、
現時点では未定との回答をいただきました。
 4:4:4の信号を受信できるようにするためにはHDMI2.0の18Gbpsに対応する必要があり、それを可能にするPHYの供給が潤沢でない現状を考えると、
本ディスプレイに仕込んであるとは考えにくいですし、PCモニタとして訴求している製品でもないため、基板交換までして対応してくれることも期待できません。
 多くの場合は実用上に支障はないと割り切って購入しましたが、どの程度劣化するか確認しておきたいと思います。
 白黒時は文句なしのドットバイドット。
 クッキリ、シャープです。
 白背景に赤文字。
 輝度差が大きいので、一見問題なさそうですが、よく見ると所々に黒が混じってます。
 そして、文字の位置によって、その黒の現れ方が異なります。
 「電」の雨冠の真ん中の棒が分かり易いです。
 黒背景では酷いことになります(汗)
 位置による違いもよりハッキリするので、文字を動かすと激しくチラチラします。
 白背景に緑文字。
 若干潰れ気味ですが、まだマシ。
 黒背景では輝度差が大きいので、かなり見易いですが、所々白くなってます。
 白背景に青文字。
 所々黒く潰れてますが、位置による変動はほとんど認識できない程度。
 黒背景に青文字。
 言葉を失うレベルです・・・。
 まぁ、このような配色は基本的に採られないので大丈夫だとは思いますが・・・。
 もう少し意地悪テストしてみます。
 このような1ピクセル幅の縦横斜め線がどのように映るか。
 もちろん、白黒時は美しく描画されます。
 
 赤線。
 左と右で表示位置をズラしています。
 右側は縦線が完全に彩度を失い、グレーになっています。
 先ほどの文字の例でも確認できた現象ですが、気になるのは、横線も少し変化はするものの、縦線ほどは酷くはなく、色も失わず赤のままであること。
 4:2:0では、色差情報は縦横ともに1/2に間引かれるので、補間でこのような異方性が生じるようには思えないのですが・・・。
 
 青線も同様の傾向ですが、グレー時の縦線の輝度が赤線のときよりも低いです。
 このように、極端な例では視覚への影響が大きいですが、実使用において困ることは今のところ、ほとんどありません。
 強いて言うなら、プログラムで使っているテキストエディタが数値リテラルを赤色で表示するのですが、
 「0」が表示位置によってほぼグレーに見えてしまうことくらいです。
 ただ、極端ではなくても、アンチエイリアスの効いた文字が、一見白黒のように見えても、若干偽色が出ているなど、微妙に影響が出ています。
 精神衛生的にも、やはり4:4:4が欲しいですね。
 PC画面を4K解像度に設定すると、なぜか一部のマウスカーソル表示がおかしくなってしまう問題が起こります。
 文字入力できるところにマウスカーソルを置いたときに表示されるこのカーソルアイコンですが、
4K解像度に設定すると・・・
 このように縦線が無くなり、残った上下の部分も色がおかしくなります。
 どうも横方向に解像度が半分になり、その際、縦線が間引かれてしまっているようです。
 85型4Kになり、ただでさえ画面上でマウスカーソルを見失い易くなったというのに、テキストエディタ上ではこのカーソルのせいで、
見失い易さに拍車がかかっています。
 勘弁してくれ〜(汗)
 
 これらはいずれもPhotoshop上で機能に応じて表示されるアイコンの例です。
 やはり、本来よりも横解像度半分で、色が変になってます。

 矢印カーソルや指カーソル、両矢印、十字矢印といったWindowsの基本的なカーソルは正常に表示されていますが、それら以外はおそらく全滅・・・。
 4K以外の解像度ではどれも正常に描画されます。
 GPUのドライバを最新の340.52にするも変わりなし。

 だいたいのケースでは我慢できますが、文字入力のカーソルはほんと見難くて辛い(汗)
 心眼を鍛えろと?ああ、そうですか。

 (2014年10月09日 追記)

 マウスカーソルの軌跡を表示するようにしたら、動かしている最中は正常な表示になるので、だいぶ改善されました。
 LZ9600ではフレーム遅延が10フレームもあり、バーチャファイターのような格闘ゲームはまともにプレイできませんでした。
 KD-85X9500Bは低遅延を謳うゲーム用のモードがありますが、どれくらいなのか計測してみます。
 フレーム遅延わずか0.1フレームを誇るRDT234WXをリファレンスとし、PS3の映像出力をキャプチャカードに入力し、
KD-85X9500BとRDT234WXにデュアルディスプレイ出力します。
 ただし、ミラーリングなので同じ解像度にする必要があり、解像度の低いRDT234WXの1920×1080に合わせています。
 まずはシーンセレクト「切」で確認。
 130〜140msの遅延が発生しているので、フレーム遅延は8フレームです。
 プレイに支障が出るレベルです。
 続いてシーンセレクト「ゲーム」。
 30〜40msの遅延が発生しているので、フレーム遅延は2フレームです。
 体感的にはRDT234WXと同じです。
 これで格ゲーも問題なし。
 素晴らしい。
 KD-85X9500Bは直下型LEDバックライトによるエリア駆動が可能です。
 設定では「切」、「弱」、「標準」が選べますが、それぞれの挙動について検証してみます。
 なお、バックライト輝度は、できるだけ深い黒になるよう「最小」に設定します。
 まずカメラを設置。
 照明を落として長時間露光(30秒)で撮影します。
 感度は基本ISO12800で、明るくなり過ぎるケースではISO100にしました。
 電源OFF。
 完全消灯。
 左下の赤い光はPCのLANコネクタのLEDの光です。
 シーンセレクト「切」、LEDコントロール「切」で真黒画像を表示。
 全体がぼんやりと明るいです。
 シーンセレクト「ゲーム」、LEDコントロール「弱」で真黒画像を表示。
 電源OFF時と同じ完全消灯です。
 これで低フレーム遅延と完全消灯黒を両立できる!・・・と思いきや・・・
 画像の一番右下の1ピクセルだけ白にしたら、部分的に明るくならず、画面全体が明るくなりました(汗)
 LEDコントロール「切」よりは暗いのですが、明らかに光っているのが分かります。
 シーンセレクト「ゲーム」時に完全消灯黒を味わえるのはシーンが暗転するほんのわずかな時間だけ・・・。
 おそらく映像を解析してバックライトの点灯パターンを割り出すのに発生する遅延を避けるため、このような仕様になったと思われます。
 遅延にシビアなゲームをするときは局所的な完全消灯黒は諦めなければならないことが分かりました。

 以下、シーンセレクト「切」で検証を続けます。
 LEDコントロール「弱」で真黒画像を表示。
 電源OFF時と同じ完全消灯です。
 LEDコントロール「標準」で真黒画像を表示。
 こちらも完全消灯。
 LEDコントロール「弱」で一番右下1ピクセルだけ白画像を表示。
 お、シーンセレクト「ゲーム」とは違い、ちゃんと部分点灯で、他は完全消灯か?
 と期待しましたが、暗順応すると、ほんのわずかに全体が光っているのが分かります・・・。
 本当にわずかな発光量なので、少しでも環境光があれば、完全消灯とほとんど見分けがつかなくなるレベルではあります。
 LEDコントロール「標準」で一番右下1ピクセルだけ白画像を表示。
 LEDコントロール「弱」よりも光漏れが広範囲になってます。
 LEDコントロール「弱」でマウスカーソルを表示。
 けっこう漏れてます(汗)
 これは1エリアの広さではなく、複数のエリアでボヤケを表現してこのようになっています。
 マウスを動かしたときのボヤケの変動の周期性から、横18×縦10の180分割であると推測できます。
 LEDコントロール「標準」でマウスカーソルを表示。
 漏れすぎて画面の1/3が光ってます(汗)
 意味が分からない。

 というわけで、黒表現のためにはシーンセレクト「切」、LEDコントロール「弱」がベストであることが分かりました。
 それでも漏れ範囲が広めなので不安ではありますが、いくつか画像を映して効果を検証してみます。
 
 
 どれも見事な黒の沈み具合です。
 光漏れは、よく見ると認識できるものの、ほとんど気になりません。
 LZ9600と比べて分割数、光漏れ範囲ともに劣っていますが、ある程度発光する面積があれば、相対的に漏れが目立たなくなる傾向は同じです。
 バックライト光の遮蔽性能が高いVA方式の液晶パネルであることも寄与していそうです。
 いつも通り、あまりフィルタをかけずソースを忠実に表示する方針を採ります。
 結果、以下のような設定値になりました。
シーンセレクト  切
 └ 画質モード  カスタム
   ├ バックライト  最小
   ├ ピクチャー  最大
   ├ 明るさ  50
   ├ 色の濃さ  50
   ├ 色合い  標準
   ├ 色温度  低2
   ├ シャープネス  50
   ├ ノイズリダクション  切(固定)
   ├ MPEGノイズリダクション  切(固定)
   ├ ドットノイズリダクション  切(固定)
   ├ リアリティークリエーション  切
   ├ スムースグラデーション  切(固定)
   ├ モーションフロー  切
   ├ シネマドライブ  切
   └ 詳細設定
     ├ 黒補正  切
     ├ アドバンストC.E.  切
     ├ ガンマ補正  標準
     ├ LEDコントロール  弱
     ├ オートライトリミッター  切(固定)
     ├ クリアホワイト  切
     ├ ライブカラー  強
     ├ ディティールエンハンサー  切(固定)
     ├ エッジエンハンサー  切
     ├ 美肌補正  切(固定)
     ├ 表示速度優先  切(固定)
     └ 色温度調整
       ├ Rゲイン  -1
       ├ Gゲイン  -1
       ├ Bゲイン  -7
       ├ Rバイアス  0
       ├ Gバイアス  0
       └ Bバイアス  0
■ バックライト
 エリア駆動の光漏れを少しでも抑えるため、「最小」に設定します。
 最小とはいえ、照明がスポットライトという低照度環境なので、絵の明るいところは十分な輝度になります。
■ ピクチャー
 上図のように明るさのゲインを変える設定のようです。
 ソースに忠実に映す方針なので「最大」に設定します。
 設定名ですが、こういう実態を的確に表していない名称は、そろそろ止めにしませんかね・・・。
■ 明るさ
 上図のように白ピークを維持したまま、暗部側のオフセットを変える設定のようです。
 ソースに忠実に映す方針なので「50」に設定します。
■ ライブカラー
 「切」のときはこのようにsRGB相当の色域で、くすんだ色になってしまいます。
 「強」のときはこのようにAdobeRGB並みの広色域で、とても鮮やかな色になります。
 上図の三角形がAdobeRGB色域ですが、赤側がより広がっているのはTriluminos(x.v.Color)の特徴です。
 x.v.Color対応機器で撮影したソースは忠実な色表現が可能ということになりますが、
 それ以外のソースでも、忠実さはさて置き、色鮮やかに映すことを好むので、これは「強」に設定しておきます。
■ 色温度調整
 ColorMunki DesignCalMAN v4を使って計測しながら追い込んでいきます。
 目標値は、標準的な白である6500K(D65)です。
 
 調整前。
 RGBゲイン、RGBバイアス、すべて0です。
 「色温度」の設定は最も低い「低2」に設定していましたが、それでも約70と高め。
 
 調整後。
 RGBバイアスは0のままで、ゲインをRGBそれぞれ-1、-1、-7としました。
 広いレンジで良好なRGBバランスが得られました。
 ガンマカーブも2.2にしっかりフィット。
 85型ともなると、さすがに消費電力が気になってきました。
 エリア駆動設定やバックライト輝度を変えながら計測してみました。
バックライト LEDコントロール 表示画像 消費電力[W]
最大 463
466
83
466
最小 182
186
83
186
 バックライト最大時の消費電力は最大で、なんと466Wにもなります。
 ハイエンドGPUのSLIや電子レンジに近い電力です。
 自分はバックライト「最小」で使うので、最大で186Wと、だいぶマシにはなりますが、
それでもけっこうな電力ですね・・・。
■ バーチャファイター5 Final Showdown
 
 デカいの一言。
 大迫力です。
 10年前に夢見ていたレベルの大画面がついに実現しました。
 しかし、ゲームの方はすっかり下火に・・・(涙)
■ グランツーリスモ5
 
 コースがより見やすくなり快適です。
 リプレイ時に第三者視点から拝めるマイカーも大迫力。
■ ファイナルファンタジー13
 
 目の前に本当に存在しているかのような実在感がより高まりました。
 没入感を求める当方にとって、やはり大画面は正義です。
 しかし、720pレンダリングでは粗さが目立ちますので、ソース側にも高い描画能力が求められます。
■ ゼロ・グラビティ
 
 宇宙空間の映像は光と影の大きなコントラストが求められますが、エリア駆動性能を存分に発揮しています。
 画面の大きさにも大満足。
 もし見たい最新映画作品が映画館と家庭に同時配信されるという状況を仮定した場合、これまでなら映画館を選びましたが、
今なら家庭での視聴を選びます。
■ ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
 
 アニメ映像もとても美しいです。
 いつも新しいディスプレイを手に入れる度に、最初は大きくなった画面に感動するものの、しばらく使っていると慣れてしまって、
より大きな画面が欲しい状態に陥っていました。
 しかし、今回は、ほぼ視界を埋め尽くすほどの画面サイズに達し、初めて、もうこれで十分と思えるところまできました。
 この記念すべき節目に、これまで所有してきたディスプレイの画面サイズ、解像度がどう移り変わってきたかを振り返ってみることにしました。
設置年 メーカー 型番 画面サイズ
[inch]
画素数 解像度
[dpi]
1997 AIWA TV-14ST3 14 - -
2000 Panasonic TH-21RF1 21 - -
2001 SONY PCV-J12V7 17 1280×1024 96.42
2003 SHARP XV-C1 100 300×200 3.75
2004 IO-DATA LCD-AD171CS 17 1280×1024 96.42
2005 DELL 2005FPW 20 1680×1050 99.06
2006 DELL 2407WFP 24 1920×1200 94.34
2007 DELL 3007WFP-HC 30 2560×1600 100.63
2008 SONY KDL-40F1 40 1920×1080 55.07
2011 LG 55LZ9600 55 1920×1080 40.04
2014 SONY KD-85X9500B 85 3840×2160 51.83
■ 1997年 AIWA TV-14ST3
 高校に入学し、自室にテレビを置くことを許されて以来、より良いディスプレイの追求が始まりました。
 といっても、当時はそれほど拘りはなく、ただ自分の部屋でゲームができる喜びでいっぱいでした。
■ 2000年 Panasonic TH-21RF1
 大学に入学したあたりから、より良い環境でゲームを楽しみたいという欲求が芽生え始め、
魔が差して、家の座敷にあった21型テレビを略奪しました(笑)
 家族の迷惑を顧みなくなるほど、大画面ディスプレイは人の心を狂わすのです(おい)
■ 2001年 SONY PCV-J12V7
 初めてのパソコンです。
 画面サイズは少し小さくなりましたが、ゲームや映画はTH-21RF1で引き続き視聴していました。
 PCディスプレイのプログレッシブ描画の緻密さに感動しました。
■ 2003年 SHARP XV-C1
 
 大画面への欲求は日に日に高まっていき、興味はプロジェクターに向かいます。
 しかし、金がない・・・。
 そんなとき、ヤフオクでプロジェクターが4万円という格安で入手できることを知り、無事落札。
 スクリーンは新品でしたが、100インチのものを3万円と比較的安価に入手。
 6畳間で、長手方向を使っても100インチには投射距離が足りませんでしたが、鏡を使って投射距離を稼ぎ、なんとか100インチ投影を実現。
 ついに実現した夢の100インチ。
 さぁ、その大スクリーンに映し出される映像は・・・

 とてつもなく粗い・・・!!

 XV-C1の液晶解像度は300×200。
 これを100インチに広げるわけで、それはもう、蜂の巣のように画素の格子が露呈するほどの粗さ(汗)
 dpiは驚異の3.75(笑)
 サイズだけなら100インチという広大さを満喫したものの、やはり画面の粗さに耐えられず、解像度というもう一つの尺度の重要性を噛みしめながら、
新たな道を歩むことになります。
■ 2004年 IO-DATA LCD-AD171CS
 初の液晶ディスプレイです。
 100インチの粗さに落胆し、画面サイズを落とすことにはなりましたが、画素型ディスプレイの美しさは悪夢を忘れさせてくれるに十分でした。
 大画面への道、第2章の始まりです。
■ 2005年 DELL 2005FPW
 画面サイズが上がり、ワイドにもなりました。
 当時の大画面ディスプレイをいち早く、しかも安価に提供していたDELLに、しばらくお世話になり続けることになります。
■ 2006年 DELL 2407WFP
 24型で、解像度はフルHDをカバーする1920×1200。
 納期遅れや滲み問題で物議を醸した思い出深いディスプレイです。

 当サイトのレビューはこちら
■ 2007年 DELL 3007WFP-HC
 画面サイズは順調に向上していき、解像度も2560×1600に達しました。
 dpiは歴代最高かつ唯一の100越え。
 また、このディスプレイは色域が広いことも特徴で、色の鮮やかさの重要性を気付かせてくれました。
 画面サイズは以後も向上を続けますが、dpiはしばらく下降線を辿ることになります。
■ 2008年 SONY KDL-40F1
 さらなる大画面を求めましたが、PC向けディスプレイのサイズは頭打ちの傾向を見せていたので、テレビに活路を見出すことに。
 映像作品の映りを良くすることを目的としているだけあって黒が深く、その重要性を気付かせてくれたディスプレイです。
 反面、PCでは気にすることのなかった色差間引きによる色の滲みという新たな問題に直面することに。

 当サイトのレビューはこちら
■ 2011年 LG 55LZ9600
 大画面化と同時に、エリア駆動バックライトによる究極の黒を求め購入。
 完全消灯黒の素晴らしさを体験することができた記念すべきディスプレイ。
 デザインも美しく、とても気に入っていました。
 しかし、フルHD解像度では、これ以上画面サイズが大きくなると画素格子が見えるようになるなど、解像度の限界を感じることになりました。

 当サイトのレビューはこちら
■ 2014年 SONY KD-85X9500B
 そして85型、4Kに到達。
 10年前の自分に見せてやりたい。

 ここまでディスプレイを進化させてきた世界中のエンジニア方に敬意を表します。
 これまで長らく画面サイズ、解像度の向上を進めてきましたが、今回のKD-85X9500Bで、ついに満足するところまで到達しました。

 あとは画質のさらなる改善を期待するのみ。
 具体的には4Kでの4:4:4表示の実現。これはPanasonicが実現していますし、他社も見習ってほしい。
 そして画素粒度の完全消灯黒の実現。これは有機ELにて実現できていますが、85型以上の4Kではまだ存在していないようです。
 色域のさらなる拡大もあれば嬉しいですね。
 明るい側のダイナミックレンジ拡大は別にいいかな、と。目が痛いですし(笑)

 とにかく、私は声を大にして言いたい。大画面・高解像度は正義である、と。
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